<ポイントの種類>
用途が特定されているもの。
- マイレージポイント:特定のエアラインのフライト利用。
- 販売店・サービス店のポイント:特定店の商品・サービスの費用に充当。粗品のケースもアリ。
<スタンプカード>
リピート率を上げて顧客の安定化を図るマーケティング手法として、従来からスタンプカードにスタンプを押して一定数になれば何かの特典を提供する二次的なサービスがあった。
今でも、スタンプカードを利用する販売店やサービス店は少なくない。コストをかけずに手軽に始められることや、触れ合い感覚がハートフルで現場の顧客との交流に有効と思われるからだ。
スタンプカードの欠点は、管理に限界があること。スタンプカードは性格的には将来の出費を約する債務みたいなものだ。有効期限の管理、複数の店で発行し、利用されるときの潜在的な債務の管理は実質不可能。《どれだけスタンプが出ているかは利用者しか知らない》
一方で、
利用者側にも問題が出てきた。あちこちの店店で紙のカードを渡されてもそれを持ち歩くことは出来ない。財布が膨らんでも納まらない。また、利用額とスタンプの個数の関係もアバウトで不満のたねになる。
メージャー級で今でも紙カードのスタンプで済ましているところは、経営者の感覚が疑われる。
- 「さぼてん」揚げ物お惣菜
- 「ダンキンドーナツ」
<ポイントの導入>
- ポイントは発行量(将来の債務)を店側が把握することができる。
- 対面式サービスで無い場合も発行できる。
- 利用額と付与ポイントの相関が分かりやすい。
- でもセゾンカードなどは 1千円以下とか1百円以下を切り捨てるなど姑息な条件をつけている。セゾンのボーナスポイントなどは切捨てをダブルで遣っているのでボーナスにすらなっていない。
- サービス提供時のペーパーレスを促進する仕掛けとしてもポイントを利用する傾向がある。ペーパーレスによりコスト低減の一部をポイントで利用者に還元する発想だろう。
- 紙カードでなく簡易型の磁気カードを利用する企業もある。ノジマなど。センターで集中管理しているかどうかは不明だが、遣っていなければ意味が無い。残ポイントが目視確認できるので良さそうに見えるがパソコンなどへの展開が出来ないので古臭い印象になる。
<課題>
- ポイント~ポイント間の交換性の確保
- ポイント~電子マネー間の交換性の確保
- 無効ポイントの低減:使わずじまいのポイントは利用者にとっても切実な問題であるが、 発行者側にとっても不適切なサービス環境と見られ悪くすれば一種の詐欺行為とみなされる。法的に犯罪かどうかよりは、使いづらいことが口コミとかで広がれば客離れを招くので結局社会から制裁を受けることになる。
- クラウドサービスとの連携
- スマホでの対応