消費者目線でスタンプサービス/ポイントサービスを理解する
好きな商品・好きなサービスが割安で入手できるなら嬉しい。でも、スタンプ/ポイントを餌に自由な選択が阻害されるのは避けたい。だから、最初からスタンプカードもポイントカードも作らないようにしている人もいる。割安といったところで5%程度だから、毎日の店でも無ければ無視して構わない。
ところが、今時はどこで何を買おうが何らかのポイント還元があるのが当たり前になってしまった。 貨幣価値に変動をきたしているが如しだ。100円で100円のものを買うのが当たり前でなく100円で変えるのは100円+アルファなのだ。
<消費者の決済手段>
(1)クレジットカード
クレカで支払いを行えば、クレカ運用会社のポイントサービスが利用できる。
(2)電子マネー
電子マネーで支払いを行えば、電子マネー運用会社のポイントサービスが利用できる可能性がある。電子マネーの場合は組み合わせの問題が潜んでいます。
(3)キャッシュ
キャッシュで支払いを行えば、100円は100円のままです。スタンプサービスなど店固有のポイントサービスを受けるチャンスはありますが、実際は面倒ですね。 代引き、振込みなども同じことです。
◆消費者の心理行動
- キャッシュの買い物は損である。
- 出来るだけキャッシュは使わずに済ませたい。
- キャッシュはコンビにで手軽に入手できる。
- キャッシュは余り持ち歩きたくない。
- 手持ちの電子マネーまたはクレカが利用できる店を利用したい。
小額の場合は電子マネー、高額の場合はクレカを利用。スレッシュホールドラインは人によるが、数百円までは電子マネー、数千円になればクレカが一般的だろう。分かりやすく1千円以下は電子マネー、1千円以上はクレカと使い分けている人もいる。最近はサインレスがショップが増えてクレカの出番も多いようだ。
◆目的の特定化
自分のライフスタイルを考慮して、ポイントを特定の内容に集中させてより満足度の高いサービスを受けるもの。 問題は有効期限の設定だ。止む無くポイントを短期間に集中的に獲得せざるを得ない。
- マイレージ 《夢追型》
特定目的としてはエアラインのマイレージサービスのポイントがその代表例だろう。直接のフライト以外でもクレカ利用やエアラインのモールを利用してポイントを集中的に溜めることが可能だ。但し、海外のエアライン(マイレージプラスなど)のものは商品交換は無いが期限が無期限なのでゆっくり溜めることが大きなメリットだ。
/ - ガソリン 《節約型》
ガソリンスタンドのガソリン代に充当するサービスもライフスタイルによっては魅力的だ。会員割引に加えてクレジットバック?なども期待できる。クルマをよく使う人。相場的には月1万円のガソリン代が掛かっている人。
/ - 鉄道会社 《夢追型》
JRなど鉄道会社にもユニークな特典が用意されている可能性がある。要調査。大人の休日倶楽部(ビューカード)などは期待できるかも。鉄道での旅行が好きな人にはいいだろう。問題は、JRの場合は全国が分割されて自由に地域を選べないことだ。
但しSuicaに交換して《節約型》として利用することも出来る。歩合も悪くない。
/ - 通信会社 《節約型》
インターネットにずぶずぶなら通信料金の軽減に役立つかもしれない。有線キャリア、モバイルなども組み合わせればより大きなメリットを得ることが期待できる。問題はキャリアを変更することがなかなか出来なくなること。それでも何かと問題の多いソフトバンク系さえ選択しなければ継続利用の実害は無いだろう。
/ - その他
そのほか、そのサイトのポイント交換プログラムの目玉になっているものがあればそれを追いかけてもいいだろう。
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