面白い記事を見つけた。こういう柔軟な発想が出来ればお金で苦労はしないだろうね。
年間の利用料がある程度ないと逆に損する。問題はそのことに気遣う必要があるということだ。ライフスタイルは年々変わるものだから当初の目論見どおりには行かない可能性に付いても留意すべき。要は定期的に見直すなどの自己管理ができる人は高いギアのカードを使っても良いが、おろそかな人は放置しても損することのない無料カードを選ぶべきだろう。不必要なものを買い込む心配もない。
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http://www.nikkei.com/money/column/jyoshiryoku.aspx?g=DGXMZO7790585003102014000000
年会費が有料でもトクする、クレジットカード選び
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2014/10/31 7:00
日経ウーマン
年会費無料でもポイント還元率1%のクレジットカードが増えつつある今、年会費がかかるカードは不要と思う人もいるでしょう。でもちょっと待ってください。還元率や、カードの年間利用額によっては、年会費を払ってもトクする場合があるのだとか。一番トクするクレジットカード選びを伝授します。
■年会費有料にもメリット高還元率でさらにおトクに
クレジットカード(以下カード)は年会費無料が大前提。そんな人も多いのでは? 「実は頻繁にカードを使う人は、還元率が高い年会費有料のカードへ切り替えを考えてもいいかもしれません」とポイ探代表の菊地崇仁さんは話す。
年会費有料のカードのメリットは還元率以外にもある。一つは「海外旅行保険など、無料カードでは削られがちな付帯サービスが多いことです」(菊地さん)。
もう一つは、「ショップの割引サービスなど日常生活で利用しやすいサービスがあると、年会費以上におトクになることも」(ファイナンシャルプランナーの松岡賢治さん)。割引だけでなく、特定店舗やサービスに対してポイント加算があるカードが、年会費以上におトクになることも。メリットを踏まえて上手に使いこなそう。
年会費有料のカード4つの見極めポイント
カードの年会費が有料でも、以下の4つの条件のどれかに当てはまる場合は、検討する価値アリ。
(1) 1%以上の還元率がある
年会費無料で、高い還元率といわれるのが1%のカード。年会費が有料でも還元率が1%超であれば、年会費を払ったほうがおトクなケースも(後の計算式を参照)。
(2) カードの年間利用額が50万円以上
「年間利用額が50万円未満だと、ポイントがたまりにくく、年会費の元が取れない可能性があります」(FPの水野圭子さん)。カードの利用額が多い人ほど、有料のカードへの入会を考えよう。
(3) 持っていると割引が受けられる
頻繁に行く店舗で「常時5%割引になる」といったサービスがあるカードは、ポイント以外で年会費以上にトクできることも。よく行く店が決まっている人は検討してみよう。
(4) 自分では買えない付帯サービスを提供している
空港のラウンジ利用や、入手しにくいコンサートチケットの予約など、一般的に買うのが難しい付帯サービスに魅力を感じる人は、年会費を払ってサービスを利用することも考えてみて。
http://www.nikkei.com/money/column/jyoshiryoku.aspx?g=DGXMZO7790585003102014000000&df=2
年会費が有料でもトクする、クレジットカード選び
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2014/10/31 7:00
■年会費を払ったほうがおトク? 自分で計算してみよう
■ゴールドカード&プラチナカードはおトクか?
最近は年会費が下がり、働く女性の所有率も増えつつあるというゴールドカードやプラチナカード。付帯サービスが豪華な一方で、「還元率は普通のカードと大きく変わりません」(松岡さん)。自ら申し込めるものもあるが、招待制のカードも。「おトク度ではなく、サービス重視なら作ってもいいでしょう」(水野さん)
・ゴールドカードとは?
年会費は数千円~2万円程度。一般的に海外旅行保険や、空港のラウンジ利用といった付帯サービスが付く。流通系カードのなかには店舗内に専用ラウンジがある場合も。
・プラチナカードとは?
年会費は非公表の場合もあり、数万円から数十万円程度。ゴールドカードのサービスに加え、電話をするとホテルなどの予約を手配してくれるサービスなどを利用できる。
http://www.nikkei.com/money/column/jyoshiryoku.aspx?g=DGXMZO7790585003102014000000&df=3
年会費が有料でもトクする、クレジットカード選び
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2014/10/31 7:00
■年会費と還元率から判定 有料カードのおトク分岐点はココ
年会費有料のカードの場合、年間利用額はいくら以上だったらおトクになる? 「年会費無料・還元率1%」のカードと比較して、年会費が有料のカードがおトクになる場合の年間利用額の分岐点を、年会費と還元率が異なる4パターンで計算。利用額が分岐点以上になると、どんどんおトクに。
還元率1.75%、年会費2700円のカードの場合
(例えば…レックスカード)
→作ってトクするのは年間利用額36万1000円以上
年間利用額が36万1000円の場合、年会費無料・還元率1%のカードでは年間3610円分のポイントが。還元率1.75%の場合の年間ポイントは約6317円分。年会費の2700円を引くと約3617円で、約7円分おトクになる。
還元率1.5%、年会費2700円のカードの場合
(例えば…リーダーズカード)
→作ってトクするのは年間利用額54万1000円以上
年間利用額が54万1000円の場合、年会費無料・還元率1%のカードでは年間5410円分のポイントが付く。還元率1.5%の場合の年間ポイントは8115円分。年会費の2700円を引くと5415円で、5円分おトクになる。
還元率2%、年会費2160円のカードの場合
(例えば…リクルートカードプラス)
→作ってトクするのは年間利用額21万7000円以上
年間利用額が21万7000円の場合、年会費無料・還元率1%のカードでは年間2170円分のポイントが付く。還元率2%の場合の年間ポイントは4340円分。年会費の2160円を引くと2180円で、10円分おトクになる。
還元率1.75%、年会費1620円のカードの場合
(例えば…漢方スタイルクラブカード)
→作ってトクするのは年間利用額21万7000円以上
年間利用額が21万7000円の場合、年会費無料・還元率1%のカードでは年間2170円分のポイントが。還元率1.75%の場合の年間ポイントは約3797円分。年会費の1620円を引くと約2177円で、約7円分おトクになる。
この人たちに聞きました
菊地崇仁さん
ポイ探代表。ポイントポータルサイト「ポイ探」代表取締役。サイトでの情報提供のほか、AllAbout、ザイ・オンライン、東京バーゲンマニアなどで連載中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)など。
松岡賢治さん
ファイナンシャルプランナー。AllAboutクレジットカードガイド。アナリストとしてシンクタンクや証券会社に勤めた後、96年に独立。翌年にFP資格を取得し、現在はマネーライターとしてクレジットカードや資産運用、投資などの記事を執筆。
水野圭子さん
ファイナンシャルプランナー。K’sプランニング代表、一般社団法人あんしんLifeコミュニティ代表理事。CFP、一級FP技能士。大手損保会社の企画や営業事務を経て独立。働く女性や子育てママの支援としてマネーサポートなどを行う。
(日経WOMAN 島田優子)
[日経WOMAN2014年10月号の記事を基に再構成]
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